4目(8/20) ルガノ(フォクスタウン)

前日の夜半から振り出した雨が止むことなく今朝も降り続いている。それもハンパでない降り方。もうどしゃぶりっていう感じ。とりあえず、昨日と同じように朝食をとって様子を見ることに。しかし、残念ながら、雨は止むどころか、雨脚は強くなる一方。テレビの天気予報とかをみても、どうもきょうの昼間に天気の回復を望むのは無理そう。本当の今日の予定はまず、サンサルバトーレ山に登り、軽くハイキングをして下山、午後はルガノ湖の遊覧船に乗る。っていう、考えだったのだが、山も遊覧船も×ということになってしまった。まあ、天気だけはどうにもならないし、あきらめて次のことを考えることに。
で、少しホテルでのんびりした後、FOX TOWNに行くことにした。 トロリーバスでルガノ駅にで、そこから列車でメンドリッシオへ向かう。駅で待っているチザンピーノが定刻より25分おくれで到着。その余波を食って、自分が乗る予定の列車も同じだけ遅れた。日本にいるととってもいらいらしてくるのに、なぜか外国だと、寛容になってしまう自分が不思議、などと思いながら列車に各駅停車に乗り込み、一路メンドリッシオへ。列車の中から、進行方向右手側にシンボルのキツネのマークが見える。駅前から、左手に直進。途中にキアッソからのバスの停留所があり、そこをすぎ、左手にカーブを描くように橋を渡る。歩道という感じに作られていない道路で、横を車がバンバン通るのでちょっと歩きにくい感じがする。渡り終わり、ロータリーで、右斜め前に交差点を渡り右折し、少し行くと、まえにFOX TOWNの看板があり、矢印が左折を指示。それにしたがっていくと、すぐ右手側から、カジノの建物が始まる。さらに1〜2分ほど歩くといよいよ入口。メンドリッシオの駅から徒歩で15〜20分という感じ。どしゃ降りの雨でなければもう少し近いのかもしれない。
建物は全部で3階建てで、全部で100店舗程が入っている。あのグッチのお店も有る。で、ここは何と、日本人がたくさん。ほんとうにたくさん。メンドリッシオに向かう電車はもちろん、ルガノでもほとんど見掛けなかった日本人が、大勢見えている。ツアーの人もいるようだが、ミラノから日帰りで訪れた観光客や若い人が多いよう。まあ、バーゲンとかが好きな人は1日じっくり見て歩くと楽しいかも。店の中はもうどこも勝手に見て触って、試着して、オッケーならカウンターに持ってきてね、という日本人にはとても有りがたいシステム。バリーやエトロとかのお店を見てまわったけれど、品数はやはり少な目。気に入った商品があっても、サイズが合うかどうかは運任せ!!さらに同じ箱に入ってはいても、靴なんか裏底の感触が右と左でははいた時違う!!なんてのもあって、別の意味でスリルがあるかも。
レストランは、トレーに自分で欲しいものを載せていって最後に会計という、完全にセルフサービス制お店が1軒。そこしかないので、かなりの混雑。実は入っては見たもののあまりの混雑さにあきらめたので、お味の方は分かりません。
で、帰りもまだ、どしゃ降りの雨。たまたま、出口で一緒になった日本人2人と一緒にタクシーでキアッソに出ることに。彼女達はキアッソから行きに2人で40000litとられたそうだ。帰りは都合5人で50000lit.う〜ん、どういう計算なんだか??それになぜかタクシーはイタリアリラでの支払なのです。不思議ふしぎ。キアッソからひたたび電車でルガノに戻り、市内の銀行でTCを現金に換え(何せ明日は土曜日!)さらに、夕食のレストランを予約して、とりあえずホテルに戻る。ホテルに着く頃にはあのどしゃ降りの雨もやっとあがり、青空が覗けるようになってきた。少しゆっくりとくつろぎ、いよいよレストランへ。
ルガノ国鉄駅から出ているケーブルカーで市内におり、すぐのところに有る、ロマンティックホテルレストランティチーノが、本日の夕食の場。とっても素敵なホテルらしく本当は泊りたかったけれど、お値段の都合であきらめた。でも、夕食ぐらいは!!ということで、挑戦です。メニューははっきり言ってあまり有りません。まず、お肉かお魚かをチョイスします。今回はお魚を選んだので、そのお魚がシーバスとソウルの2種類。ソウルは料理の仕方でさらに3つに分かれます。これらを私のへたくそな英語でもどうにか理解できるようにとってもじっくりと付き合ってくれます。さらに、サラダと(このドレッシングがめちゃくちゃおいしい。)グリーンスープ(これも、もう美味)、地元産の白の辛口ワインとあわせていただきました。ワインもお勧めだけ有ってとてものみやすくさらにフルーティーで、香もすばらしい。あまりにも美味しいので、もう1本いってしまいました。最後にエスプレッソを頂いて、都合2時間のディナーでした。本当に素敵なレストランです。お値段も結構良くて、最終的には3人で470Sfrでした。でも、それに見合うお料理と雰囲気だったと思います。
食事を終え、ゆっくりと湖畔の道を散策しながらホテルに戻ることに。これがまた、ほんとうにビューティフル。言葉には言い表せないほど。薄暗い湖とシルエットの山々、そこに灯る家々の明かり、それらが絶妙のこんトラスを描いています。陳腐な言い方だけれども、灯りはまるで宝石箱を散りばめたかのよう。これは、一見の価値が有ります。湖からの風も心地よく、アルコールの入った体をすこしく覚ましてくれます。ゆったりとしたペースで歩くと本当に幸せな気分に浸れました。
inserted by FC2 system