プロローグ

 毎年のように,スイスに出かけるnaoeの旅には連れが2人います。naoeの旅の計画は彼等の希望を汲みつつ,出きるだけシンプルに行こう!一応のモットーなのです。(でもっ出来上がった旅程はそうはいかないんですよね。) 夏の旅を計画するに当たって、最初にすることはまずは、資料集め。各国の政府観光局を訪れて,資料を集めて回ります。今年の場合は,スイスとイタリアの政府観光局を3月末に訪ねたところから旅行準備が始まりました。(当初の予定では,イギリス湖水地方の再訪+スイスの計画だったのですが狂牛病の恐れをなした連れ@が嫌がったため,延期となってしまいました。)
イタリアの観光局は地下鉄銀座線『青山一丁目』駅から徒歩6〜7分のところにあります。書架においてある資料はメインの街が中心になりますが,カウンターにいる方が親切に質問にも応じてくれますし,棚にない資料も探して下さるので,とても印象の良い観光局です。ただ、スタッフの人数が少ないのか,,電話の応対とかで待たされることもあるのがちょっと何かもしれません。
一方,スイスの観光局は窓口での応対はしていません。主要観光地の資料は棚に入っているので各自でも持ち帰ることができるようになっており,更なる資料がほしい場合は請求すると着払で郵送してくれます。ただし、今まで配布してくれていた『スイスホテルガイド』は今年から配布を取りやめたようでした。ジュネーヴやチューリッヒ・ツェルマットなど各地ごとのホテルガイド利用することになります。対面での質問に応えてくれないので,ちょっと細かなニュアンスが伝わらない気がするのは気のせいでしょうか?
実は,私たち3人組はけっこう旅の目的が違っていたりします。連れ@は古い街が好き。連れAは結構買い物好き。で、naoeは、まあ何でもいけれどツェルマットは外さないから・・・という感じです。連れ@はテレビで見た,あるイタリアの街にどうしても行きたい!ということで今回は,そこに行くのに基点となるフィレンツェを宿泊地に選びました。また,直接イタリアに入国する方法もあったのですが,スーツケースを2つ持っての移動は大変ということで,チューリッヒに入国・荷物をツェルマットに送って少し身軽にイタリアに入ることとしました。さらに、どうせなら移動にはイタリアの誇る?高速鉄道を利用してみようということにもなりました。なんか、移動距離がめちゃくちゃに長い気もするのですがまあ,仕方がないだろうということになりました。
さて,出発前の準備といえば,まずは航空券の手配。こちらはJAL悟空21を予約。発券日ぎりぎりに予約が完了しました。次いで,ホテルの手配。ツェルマットはいつものホテルということでFAXを通じてのやりとりで簡単に終了。チューリッヒのホテルも同様に手配。問題はイタリア・フィレンツェのホテル選び。スイスホテルガイドのようなものが手元にないということもあって,どうもホテルの感覚がなかなかつかめない。一応政府公認4☆で様々なガイドブックに載っているホテルにFAXを送りまくる羽目に。日本時間午後9時前後にFAXを送るとほぼ一両日中に返事が送られてきました。大部分のホテルでは,返答期限が記載されています。それにしても,値段的にちょうど良いホテルだと駅から遠く,観光に便利そうなホテルだとどうしてもお値段が高めになってしまいます。当たり前といえば当たり前ですが。その辺りの折り合いをつけるのにかなり手間どってしまいました。結局は、設備・お値段ともとても魅力的だった某アメリカ系のホテルは駅からシャトルバスで、20分近く掛かるということであきらめ,徒歩5分以内のホテルで妥協することとなりました。フィレンツェのホテルの予約で1つ驚いたことは,キャンセルチャージが48時間前から掛かることでしょうか。今までの旅行の中では一番早い記憶です。
最後に,現地通貨と鉄道の切符の手配です。イタリアリラは200000Litをキャッシュで,スイスフランはTCで1000Sfrを用意しました。切符はSBBチューリッヒ空港駅にFAXで予約をしました。今回予約したのはスイスフレキシーパス・キアッソ〜フィレンツェの乗車券・チューリッヒ中央駅〜フィレンツェ間のチザルピーノの座席予約の3点です。支払いは,チューリッヒ空港到着時に切符と引き換えに行うことになりました。 さて,こんな感じで準備を整えたnaoeたち一行です。出発の2日前にスーツケースを往復宅配で送り出し,いよいよよ出発当日です。今回は一体どんな旅になるのでしょうか。
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