4日目 ツェルマット(ゴルナーグラード)

快適な目覚め!といきたいところだったのだが、イマイチです。理由は簡単。。窓の外がめちゃくちゃうるさい。ベランダの向かい側が全世界にはびこる某マクドナルド。やたらめったら、話し声が聞こえてくる。そして、窓の下はすぐにメインストリート。。こっちの話し声も結構遅くまで響く。観光客がいなくなった後は、多分従業員の人たちが駅に向かうらしい足音と、声高の話し声。さらには朝の5時過ぎから出勤の人の声に、ホテルにパン等を運ぶ車・道の清掃車etcetc..あああああ、静かなスイスの朝はどこに行ったの???駅に近いっていうのはいいこともあるけど、こういうやなこともあったのねっと実感実感。
朝食は7時から地上階のダイニングルームでビュッフェ式。ハムにチーズにサラミ・ジュース類も豊富。まあ、典型的なスイスの4☆ホテルの朝食なんだろうな。という感想です。
さて、今日の目的地はシュヴァルツゼー。まずはメインストリートをぶらぶらと冷やかしながら進みます。一応日本語案内所にも顔を出してみたりもしました。とても感じのよい人たちばかり、初めて訪れたところなんで、こういう案内所はとても助かります。ホテルモンシェルヴァンから先は道がかなり細くなって、そこをゴルナーグラード行きの鉄道駅にむかう人々と反対方向に進む人々、さらには電気自動車とごちゃごちゃ。う〜ん通りにくい、これは。ホテルツェルマッターホーフの手前でそんな道も再び広くなり、ホテルモンテローザの側壁にウィンパーのレリーフを見つけて、ちょっとはしゃぐ。う〜ん、マッターホルンのふもとに来たぞ!!教会の手前を左に折れて川を渡り、さらに右折。川沿いにクラインマッターホルン行きのロープーウェイ乗り場を目指す。この辺りからスキーを肩に担いだ人達が目につくようになってきた。夏スキー、とっても素敵な響きだが、私には縁のないものさ。 夏スキーを目指す人の後ろをちょこちょことついていったら、乗り場の手前の階段を間違えてひたすら上ってしまった。疲れた。窓口でスイスパスを出してシュヴァルツゼー往復のチケットを買う。英語はできなくてもチケットは買える。これも不思議だ。チケットを見せて、へんてこな棒のようなもの(これ何って言うんだろう?)を身体で押すと一人ずつ中に入れるようになっていた。最初に乗るのは4人乗りのゴンドラリフト。一定の位置に来ると自動的のドアが開いて更には閉まる。すごい、文明の利器!と感心。建物から出る時にちょっとスピードを出すためか、ガタンとゆれがひどくなるのが慣れるまで恐い。4人乗りのゴンドラは本当に文字通り鈴なり状態。 フーリから先はまず、フルックにでる。ここまでは順調にこれたのだが、ここで、シュヴァルツゼー行きのロープーウェイがどうも動いていない。なぜなぜなぜ???どうなってるんだろう?う、動いていないんだったらチケット売らないでヨ、と文句を言っていたら、何やら改札口のおじさんがしゃべってくる。しかしこれまたちんぷんかんぷん。英語もわかんないけど、ドイツ語なんてもっとわからん。でも、ドイツ語って事だけは分かるのも変だけど。そうしたら、数台後に上がってきた初老の御夫婦が片言の英語で説明をしてくれた。(ありがたや〜ありがたや〜)どうやら、このロープーウェイは3連で時間によって動くらしい。次の発車はあと15分後だよ〜。とおじさんは言っていたのだった。建物の外に出てぶらぶらした後、その御夫婦と同じロープーウェイ(8人乗りぐらいかな)に乗り込むと、親切にも見える山々を一つずつ教えて下さった。う〜んラッキー♪何もガイドブックとかを持っていなかったのでとても助かった。
シュバルツゼーに着いたところでその方々ともお別れ。こちらはまず湖を目指す。小さな魚達が泳いでいる、本当に小さな湖。水もとても冷たい。マッターホルンの眺めは残念ながらイマイチ。確かに山には近いけど他の山の稜線が邪魔をしているっていう感じ。しかし、その山の偉容は麓よりも増した。軽い昼食を摂って、来た経路を辿ってツェルマットに戻る。
午後からはのんびりと町(村?)中の散策。マーモットの噴水やアルピニストの眠る墓地、ねずみ返しの小屋をゆっくりと見てまわる。もちろんお土産やさんも。さらには川沿いの芝生のところからマッターホルンを眺めたりも。。
本日の夕食は昨日に懲りて、イタリアンに。こちらに来る前から本で調べておいた、ホテルダービーのレストランです。メニューはスパゲッティーフェスティヴァル。注文の後、黒服のおじさんがテーブルの横でパフォーマンスと共に料理を作ってくれます。4種類のスパゲッティーが順番に出てきます。まずはペスト−バジリコ。結構さっぱり目です。2番目はゴルゴンゾーラ。イタリア産のブルーチーズ。これがかなりおもく、ひつこい。チーズは好きな私だけれど、かなり口に残る。次がボンゴレ。まあ、定番でしょう。最後がスカンピス。えびです。こちらの食べている状況を見ながら、常に大層な身振りを交えて料理を作ってくれます。これはけっこうお勧めです。周りの人の視線がちょっと気になりますが。ちなみに、ビールとサラダ・食後のコーヒーを含めて、本日の夕食代は一人44.6Sfrでした。 さあ、明日はゴルナーグラードへ向かいます。ゆっくり寝てハイキングに備えようっと。
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