7日目 インターラーケン(ウェンゲン)

どこへ行こうか??朝一番の思いはこれ。いろいろと行きたいところはあるけれど、なんかこれという決め手に欠けるというのが心のなかの言葉でして。しかし、とりあえずは朝食を食べることに。スイスの4☆ホテルといってもそのホテルによって随分と違うというのが実際の感想でして、ここのホテルはかなりビジネスライクといいますか、無駄な空間が少ないホテルです。ベットもこじんまりとしているし、お風呂のバスタブや周辺スペースも機能的。ツェルマットがゆったりだとすればこちらは、実質的とも言いましょうか。タオルとかも環境問題を考えて使用したもののみバスタブに掛けるように。それ以外は未使用として交換いたしません。というようなメッセージも置いてある。どちらもそれなりにそれなりなんだなぁ、という感想です。
朝食後昨日少々物足りなかったハイキングをしようということになり、再びインターラーケンオスト駅へ。ラウターブルンネンで乗換えて、ウェンゲンアルプをめざすことに。スイスパスはウェンゲンまでが無料区間なので、ウェンゲンで一度降りて、キップを買い足すことに。車掌さんに話したら、電車は発車せずに待ってくれました。感激。。ちなみに今日のBOB電車は昨日のとは違い新しい車両で同じ黄色と緑の組合わせでも、こちらの方が色鮮やか。さて、ウェンゲンを出た電車に乗っていると急にスピードがユックリに。そして、ついには停まってしまった。横を見ると見るとなんと、牛が居るではないか!!電車の前を横切るものや車体をしっぽでぺしぺしと叩くものまで。。いや、牛をこんなに近くで見たのは初めてのような気が。。やっと動き出した電車をウェンゲンアルプ駅で降り、さっき乗ったばかりのウェンゲン目指して下りのハイキング。あの牛の群れに会うのかと思うとちょっとびびったりもしたが、快適な時間を過ごした。ウェンゲンは昨日は気がつかなかったけれど、こじんまりとした中にも、必要なものはすべてあるという感じの、素敵な村。車がここまでは入ってこれないというのも一つの原因かもしれない。人にあふれたインターラーケンやグリンデルヴァルドとは趣にかなりの違いがある。
電車でラウターブルンネンに下り、シュタウプヴァッハを見に行くことに 途中のパン屋さんでお昼を買込んで、徒歩10分ほどで滝に到着。落差300mがヨーロッパで2番目というだけあってなかなかのもの。でも、写真に取るにはやはり教会の尖塔と絡めた方が絵になるかも。それに水量は結構少ないような気が・・滝の裏に入ることができるらしいが今回は止めておく。ラウターブルンネンはしかし、とても静かで落ち着いた村。しっとりとした時間の流れを味わいたいときにもう一度訪れたいというのが感想かな。ミューレンにも行きたいけれど、船に乗りたいという連れの気持ちを考えて、インターラーケンヴェストへ戻ることに。
線路をアーレ川方面に渡り、船着き場へ。シュピーツまでの船旅を楽しむことに。約45分の船旅だが、遠くに見える山並と家々心地よく吹く風、アルプスだけではないスイスを味あわせてくれた。シュピーツで下船して乗り継ぎのバスで約6分ほどで、国鉄のシュピーツ駅に、さらに電車でインターラーケンヴェストにでてホテルに。。
シャレーオーヴァーラントというホテル兼レストランでフォンデュシノワーズの夕食をちょっと早めに取り、8時過ぎに外に出てみることに。スイス来訪記念に時計を買う。ツェルマットは6時には99%以上のお店が閉まっていたがここは8時過ぎからもう一度お店を開けるところがおおく、買い物にはとても都合がよい。気に入ったのを税金も払い戻しもしてもらってっ購入し、町の散策を続けていると、ツェントラルシュトラーゼでなにやらやっている雰囲気が。楽隊に合わせて、とても大きな旗が宙を舞っている。しばしその演技と演奏に心を預け、残り少なくなったスイス滞在に思いを馳せているうちに、インターラーケン最後の日もふけていったのであった。
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