5日目 ツェルマット→インターラーケン

今日でツェルマットともお別れ。ちょっぴり早起きして、朝食前に教会の手前の橋の上からマッターホルンを眺める。いつみても飽きないもんだわ。7時からの朝食を頂く。荷物を部屋に取りに戻り、さあ、チェックアウト。
ここで、笑い話のような本当の話に出会ってしまった。ちょうどチャックアウトする時に昨日の団体さんと時間帯が重なったことが原因で起こった出来事。フロントマンは一人で団体さんの精算をやっていた、そこへ私たち登場。。
naoe(以下na)「チェックアウトお願いします。」
フロントマン(以下フロ)「オッケー、ミニバーは使った?」
na「あっ、使ってないです。」
フロ「オッケー。いいよ。バイバイ。。」
na「バイバイ。。。」
そして、私たちは荷物を持ってホテルを後にした。駅に向かう途中「う〜ん、宿泊費ってどうなったんだろうねぇ?」「払ってないよねぇ。」「前に送ったクレジットカードナンバーで落とすのかなぁ???」なんて話をして言えると、後ろから殺気と共にあのフロントマンが!!! フロ「×××××××××」 na「?????????」 もうあまりの早口で何を言っているのかわからない。。ちんぷんかんぷんとはまさにこの事。業を煮やしたのか彼はついに私の持っていたボストンバックをむんずと掴むと、再びホテルに向かって歩き出した。ことここに至って、どうやら、事情が飲み込めた私たちは彼の後ろをちょこちょことついて、ホテルに戻って、改めてカードで支払いを済ませたのでした。元はと言えば、彼が勝手に私たちも団体さんの仲間だと思ったのがいけないのだろうけど、こっちはめちゃくちゃ恥ずかしかった。まあでもねぇ、お金を支払わずに帰れるはずがないんだよねぇ。。。冷静になって考えてみれば。。もう。。。。
さて気を取り直して、BVZに乗り込みひたすらまずは、ブリーグに向かう。電車が駅舎を出る直前に最後のマッターホルンとお別れ。う〜ん名残惜しいよう。もう一度見たいよぉ。。とちょっぴり感傷的に。やはりマッターホルンは素敵。。もう、これ以外の言葉はない。ザンクトニクラウス・フィスプを過ぎて、電車はブリーグに到着。ここで、国鉄にのりかえ。横断歩道を渡って駅舎に入ると腕にスイス国旗を模した腕章をした方が1人。ヘルプ(と勝手に名付けた)のかた。国鉄を利用する人に電車の時間とプラットホームの番号を教えてくれる。本当に助かった。。
まずは、シュピーツにむかう。途中から、トンネルに。このトンネルは車ごと運んでくれるトンネルらしい。カンデルシュテークの駅に着いてみてその事がよく分かった。進行方向左側にたくさんの車たちが。この峠は車では通りぬけられないらしい。やがて、電車はシュピーツに。ここでもう一度乗換え。しかし、この乗り換えがイマイチよくない。結構待ち時間が多い。駅の周りには取りたてて何もないし、ヒマ。ライゼゲペックなんて、この時はまだ知らなくて、荷物もあるから、どこにも行けないし、ちょっと××な気分。やっと来たインターラーケン方面行きの電車に乗り込む。市街地らしきものを抜けると、進行方向左手に湖が。ここからの風が心地よく髪をなびかせる。湖はトゥーン湖。湖の上には船が浮かび、まるで、一幅の絵画のよう。う〜ん、ツェルマットとはまた違った魅力があると感じてしまった。
さて、降りたのはインターラーケンヴェスト駅。駅前には馬車が止まっていた。ツェルマットの馬車と違いホテルのお出迎え用ではなく、観光用とのこと。バスや車が走り、道幅も広い。山麓の町を想像していた私には大ショック。ここは、ビジネスマン風の人も多いし、どうやらとても開けた所らしい。そんな驚きのところに、今度は雨がぽつりぽつりと降ってきた。そこで、まずはちょっと早いが、ホテルに向かうことに。荷物を引きながらあるくこと7〜8分で目指すホテルメトロポールへ。このホテルはまあ、間違えないでしょう。なんていっても高層ビル。まちのなかで、ひときわ高いビルがホテル。どこを見渡してもこんなに高い建物はない。そして、ホテルの斜前はへーエマーテ。ホテルにチェックインをして、まずは部屋へ。高層ビルだけあって見晴らしはなかなか。しかし、どうも鍵の開け方がイマイチ上手にいかない。立て付けが悪いのか、私が悪いのか、どちらなんだろうか?雨の町を見降ろしていると、日本人の団体さんたちがバスでやってきてホテルの前の通りで下車。ばらばらと散っていった。どうやら自由行動でお土産を買いにいったらしい。雨のなか、元気だなぁ、という感想を持ってしまった。しばらくして雨も小降りになり、町中に出てみることに。う〜ん、やはりスイスって感じはあるものの、どちらかというと都会というイメージも持ち合わせている。でも、へーエマーテの向こうに見える山々は確かにスイスなんだよね。。ちょっとアンバランスな気がする。さて、今日からここで3泊過ごすことに致しましょう。
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