6日目インターラーケン(インターラーケン)

今日はユングフラウヨッホへ。まずはその前に朝食。でも、このビュッフェ式とは言え、パンと飲み物にハム・サラミ・チーズの組み合わせというのに少しく飽きてきた感じがする。それでもホテルが変わった所為で、少しはラインナップも変化が見えるのがせめてもの救いかも。。
まずは、BOB(ベルナーオーヴァーラント)鉄道に乗車するために、インターラーケンオスト駅へ。インターラーケン一のホテル、ビクトリアユングフラウ5☆の前を過ぎ、(このホテル、めちゃくちゃ格式が高そう。。朝食とかもまさか、スーツかな??)通りをますっぐに進む。だんだんとホテルやお店の数も少なくなって、ちょっと寂れた感じに、そんなこんなで、7〜8分ほど歩いて、オスト駅に到着。ここは、はっきり言って何もない!!同じインターラーケンでもヴェスト駅とは大違い。さて、まずはここから、グリンデルヴァルドへ。このグリンデルヴァルドまでは私の持っているスイスパスでもただで行ける。この電車は途中のツヴァイリュチューネンで、ラウターブルンネン行きと分かれるので、車両横の行き先表示板を確認してから乗車。発車して、しばらくすると、電車の線路が奇妙に曲がってくる。特に障害物はないようだが、左手側に滑走路があるためらしい。乳白色をした川を右手に見ながら進むと、ヴィルダースヴィルを経て、ツヴァイリュチューネンに。川が濁っているのは石灰質を削り取った氷河が溶けた水だかららしい。ここで、先ほどの通り、電車は二手に分かれる。後ろの方の車両に乗っていた私たちは、間違えずにグリンデルヴァルドへ向かって、ラックレールがかみ合いながら、リュチーネ谷を進んでいく。
さて、グリンデルヴァルドでまずしたことは、ここから先、クライネシャイデック・ユングフラウヨッホ・ウェンゲンと行くチケットを買うこと。そして、電車の乗り換え。ここからは今度はWAB(ウェンゲンアルプ)鉄道になる。グリンデルヴァルドに宿泊していた人たちも集まってきて、駅はかなりの賑わい。座席は進行方向右側をゲット。まずは、グルントまで、電車は一度下り、ここから方向転換をする。黄色と緑のツートンカラーの電車はラックレールをかみ合わせながら、緑の牧草地の中をゆっくりゆっくりと上って行く。点在する家々とカウベルの音がここがスイスであることを更に感じさせてくれる。アルピグレン駅の付近ではアイガー北壁が迫ってくる。残念ながらの光線のかげんで影の中なのが、ちょっと心残り。やがて、クライネシャイデックに到着。ここまで、インターラーケンオストから約1時間20分ほど。
さて、ここが最後の乗り換えで、次に乗るのはJB(ユングフラウ)鉄道。 JB鉄道はアイガーグレッチャーまでは地表を走る。緑の中を走ることしばしで、アイガーグレッチャー駅を過ぎると、トンネルの中を電車は進むことになる。ここでなんと、この鉄道、アルペン音楽に乗せて、案内放送が流れるが、日本語の放送もあり。。とっても感激。アイガーヴェントとアイスメイアで電車は停まり、降りて、山麓に掘られた窓から外を見学。一面の氷の世界が広がり、向かいには山並が聳え立つ。再び電車に乗り込んで、(この見学は行きのみ)終着駅ユングフラウヨッホに到着。クライネシャイデックからユングフラウヨッホまで約1時間15分くらい。 終点のユングフラウヨッホには氷の宮殿や展望台とかもあって結構楽しめるらしいが、なんと、氷の宮殿を見学しているうちに頭痛が!!どうやら高山病に掛ってしまったらしい。麓のインターラーケンから3000m近くを一気に上ってきたつけが出てしまったらしい。本当はもっと時間をかけてみてまわりたかったけれど、残念ながら途中で中断して、降りることに。。
さて、下りの電車はとてもすごいラッシュ状態。ちょうど団体さんの電車と重なってしまった。座るところなんてどこにもない??と見渡すと、何とその団体さんはあの、ツェルモットの山頂とホテルでごいっしょだった方々。世の中狭いものだ。このツアーのコンダクターとおしゃべりをしながらクライネシャイデックまで下る。この車中で一部の人はアイガーグレッチャーで下車してハイキングをするらしい。そのとき、例の迷子のおじいさんが、またまたまたここで、間違って降りようとして一波乱。う〜ん、ツアコンさん頑張ってね。。という気持ちでお別れ。
気分もよくなってきたので、ここから、ウェンゲンアルプまで、ハイキングをすることにする。クライネシャイデックには新田次郎の石碑があるのでまずそれを見る。そして、この駅のキオスクでなんと、カップうどんを発見!!ちょっと複雑な気持ち。こういう所にあるということは、きっと日本人の観光客がとても多いということだろうし、その分こういう物の需要もあるのだろうけれど。しかし、しかし、見たくはなかったような気が。。やはり、スイスにはスイスらしいものが、山には山らしいものが、ふさわしいというか。。
スイスのハイキングコースは標識がしっかりしているので本当に歩きやすい。ウェンゲンに下る線路を左手に見ながら、ドンドンと下っていく。途中、どぉ〜んという大きな音が何度も響くのがちょと恐いような気もするが、あれは雪崩の音なんだろうか?(だれにも聞くことができないので確かめられずにいるけれど・・)山々の遠景を眺めながらのハイキングはしかしまた格別のものがある。ちょっと木が多い分、日差しが柔らかいのがうれしい。歩くこと、1時間少々でウェンゲンアルプに到着。ここから再び電車に乗って、ウェンゲン・ラウターブルンネンと下ることとする。ウェンゲンを過ぎしばらく進むと、谷間のラウターブルンネンが見えてくる。ここら辺りのラックレールはかなりの急勾配。途中、以前の線路が見えたりすると、今度はラウターブルンネンのシンボル?ともいうべきシュタウプバッハが左手に。教会の搭とからめての写真撮影のためにもここでは是非進行方向左手側に席を確保しておく必要が。やがて、電車はラウターブルンネンにゆっくりと到着。最後の乗り換えで、向かい側に停車しているBOBに乗車。ツヴァイリュチーネンでグリンデルヴァルドから来た電車と連結して、インターラーケンオストに戻った。
たまたま時間よく来た電車で、インターラーケンヴェストまで移動し、駅から線路を渡ったところにあるCOOPに立ち寄って、水やアルコールetc食糧を買い込み、ぶらぶらとしながら、ホテルに戻る。山頂でたっぷり居られなかったことを除けば、車窓といい何といい、とても満足できた一日であった。明日何をするかはまた明日考えるとして、今日は早く休むことにしよう。
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