はぁい、スイスにようこそ!!
ミラノからの列車の旅は如何でした?
え、何々?ビールを飲んでいてよく覚えていないって?
あらまあ、それは困りましたねぇ。
途中列車の右手にはマッジョーレ湖が美しく広がっていたでしょう、
あと、国境の駅ドモドッソラでは、犬が国境警備隊の一員として見回りに来ちゃったりしませんでした?
他には、シンプロントンネル。長かったんじゃない?
実はね、ドモドッソラからブリーグに入るには、バスって言う手もあったのよ。
でも、今回は時間の都合でちょっと無理だったの。
う?乗りたかったって?
う〜ん、困りましたね。
じゃあ、ツェルマットに向かう列車を待っている間、こっそり写真を見せちゃいますね。
シンプロンパスのシンボル鷹さんです。
近くで観るとかなりおおきいのですよ。
そして、途中の大きな橋からの雪を頂いた山々。
ほらなんか、イタリアからアルプスの国スイスに入った!!って気分になれるでしょう?
さてっと、いよいよ、BVZの発車です。
ブリーグの駅は、スイスだけでなく,ヨーロッパの東西南北の交通の要所なのです。
だから、国鉄側の駅は大きかったでしょう。
でも、BVZは私鉄。駅舎も別なんですよ。
真っ赤な車体に、乗っていよいよツェルマットへGO!!
皆さんに用意したのは、1等車。
乗り心地はいいと思うんだけど。
窓の外には興味をひく風景が盛りだくさんだけど、あんまり窓は開けないでね。
けっこう、ヨーロッパの人って寒がりなんだ。
窓を全開にして写真とか撮っていると、冷たい視線を浴びちゃうよ。
この列車の停車駅は、まずは、フィスプ。
ブリーグとフィスプの間ってあんまり目をひくものがないんだよね。
次は、シュタルデンザース。この間には、ぶどう畑とか発電所、そして、有名な石の橋が左手に見えるから見逃さないでね。
そんでもって、お次はザンクトニクラウス。
この駅のシンボル?はネギボウズの形をした尖塔をもつ教会。
写真を撮っておくと思い出になるかな。
でもって、ヘルブリッゲン・ランダ・テーシュって停まるんだ。
段々と渓谷の中にはいっていく感じでしょう?
なになに?途中に見える、大きな石は何かって?
あれは、氷河が運んできた石なんだよ。ずいぶんとごろごろ転がってるね。
ほら、よく観てご覧、クラインマッターホルンが見えるから。
マッターホルンを観たいって?う〜ん、それはちょっと無理かな。。
もう少しの間待っててね。
いよいよ、テーシュに到着。
ここには、大きな駐車場があるんだ、ちょっとびっくりしたって?
そうだよね。
ツェルマットは、車の入れない村なんだ。
だから、車で来た人はここで、車を預けて、皆電車でツェルマットに入るんだよ。
よし、電車も最後の上りを頑張ってくれている。
いよいよ、ツェルマットに到着だ。
駅舎に入る前に、窓から外を覗いてご覧。
お待ちかねのマッターホルンが見えるから。
さあ、ホームに下りて、外に出よう。
ちょっと暗いホームだけど、荷物を持って先頭の方に歩こうね。
駅には各ホテルの電気自動車が待っていてくれるんだよ。
それに乗って、ホテルに向かおうね。
こらこら、馬車には乗らないの。
それは、違うホテルのだからね。
そうそう、明日は、この駅前広場に8時半に待ち合わせだよ。
あと、時間があったら、午後4時過ぎにこのメインストリートに戻っておいで、
そうすると、山羊さんたちの群れに出会えるから。
じゃあ、長い移動の疲れをユックリととっておいてね。 |