7日目 ツェルマット
おはよう、昨日はゆっくり眠れたかな?
朝は何時に起きた?
ん?6時過ぎ。
ってことは、ちゃんと朝焼けのマッターホルンを見られたね。
きれいだったでしょう?
ホテルの部屋から観るのもいいけれど、時間があったら、川岸まで出ると遮るものがなくってさらに良く見えるから明日はそれに挑戦してみてね。

じゃあ、いよいよゴルナーグラードにいこうか。
この鉄道はちゃんと改札口があるんだよ。
切符を通してね。
それから席は進行方向右側を確保しよう!!
なんて言ったってマッターホルンを観なくちゃね。
そのためには絶対に右側!!
え?
こんなに人がいたら、見えないんじゃないかって??
それが大丈夫なんだな。
一杯になるとドンドン増発されるんだ。
2両編成の電車がいくつも間隔を空けて登っていくのはちょっと可愛いんだよ。
そうだ、電車の中では英語やドイツ語の案内放送の他にちゃんと日本語での放送もあるから、
それを良く聞いているといいと思うな。
では、約1時間の電車の旅を車窓と共にお楽しみ下さいね。

はい、はぁい、ゴルナーグラード到着ですよ。
時間をかけてとはいえ、高度もかなり上がったから急に走ったりしないでね。
最初はゆっくりと歩きましょう。
ここからは、何にも遮られることのないパノラマが広がります。
こころゆくまでこの景色を堪能して下さい。
あっと、忘れてはいけないです。
ここではセントバーナードと餌を食べに来るスタインボックに出会えます。
こっちも忘れないで・・・


もう、満足!!ですか?
では、再びGBBでツェルマットに戻りましょう。
途中のローテンボーデンからはリッフェルゼーをを通るハイキングコースもあるんだけれど、
今回はもう1つ別のハイキングコースにご案内しますね。

今度、乗っていただくのは、スネガ行きの地下ケーブルなの。
改札を通って自動ドアをくぐるとちょっと、寒いかもしれないからね。
え?随分歩かせるって?
確かに・・・・改札を通ってからプラットホームまで長いよね。
でもそろそろだよ、
こらこら、何をそんなに驚いているの?
急に階段が現われたからだって?
ふふ、このケーブルカーは車両も階段状になっているんだよ。
ちょっと、おもしろいでしょう。
高度差600m位を一気に上っちゃうすごい代物なんだよ。

さあ、スネガに到着だ!!
改札を出ると、またまたマッターホルンに出会えるよ。
ゴルナーグラードよりも、もっと近くに見えるからね。

では、いよいよハイキングを始めようね。
まずは、小さな湖に案内するね。
ライゼーって言うんだ。

この湖に写る逆さマッターホルンはとても美しいから頑張って撮影してみてね。
写真の撮影が終わったら、フィンデルンに向かおう。
フィンデルンはネズミ返しの小屋が建ち並んでいる小さな集落なんだ。
ここには、レストランというか、カフェもあるから、昼食代わりに休憩しよう。
もちろん、正面にはマッターホルンだよ。
でも、午後はあんまり光線の加減が良くないんだ。
それに、午前中よりも雲が出やすいんだよね。
フィンデルンを抜けると段々と木立の中を歩くようになるけど、
その時注意して周りを見ていると、リスに出会えるかも。
チャレンジしてみてね。
スネガからツェルマットまでは、休憩を除いて1時間半から2時間かな。
割と歩きやすい道だし、いろいろと道標はたくさんあるけど、どれを歩いても
ちゃんとツェルマットには戻れるから大丈夫。
それに、このコースは歩く人も多いんだ。

さてっと、ハイキングはどうだった?
足が疲れていないと良いんだけれどな。

あしたは、8時ごろホテルにお迎えにいくから、ちゃんと疲れを取っておいてね。
では、また、あしたね。

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