なんっといっても、個人で旅行しようと考えた人にとっての取っ掛かりのバイブル的存在・定番中の定番本のガイドブック。 　その扱っている町・村・山々の数はこのガイドブックが一番多いじゃないかと思う。 読者ターゲットは元々バックパッカーの若者相手ということからか、取り上げているホテルやレストランはリーズナブルなものが多く、多くは☆〜３☆位まで。 　
久しぶりに2007-8年版を購入。 巻頭で2007年トラベルニュース・山岳ホテルの魅力(ホテル紹介)を特集。 ベルナーオーバーランド・ツェルマットとヴァリス・サンモリッツとグラウビュンデンの町・ジュネーブとレマン湖・ルツェルンと中央スイス・ベルン、バーゼルとジュラ地方・チューリッヒとその近郊ボーデン湖周辺・ティチーノ地方・スイスを旅するための準備と情報の１０章からなる。 　日本からの旅行客が訪れそうな定番の町や村はまず全て網羅されているの。ホテルもＹＨや☆から４☆クラスまでとかなりヴァリエーションは豊かになった印象がある。
サブタイトルに『アルプス・ハイキング』とあるように，ハイキングコースの紹介もメジャーなコースはほぼ紹介 　
※ベルナーオーバーランド・・・アイガーグレッチャー〜アルピグレン／カンデルシュテーク〜エッシネンゼー／スンビュール〜ロイカーバードなど11コースを紹介 　
※ヴァリス・・・ゴルナーグラード〜ツェルマット／レンクフルー〜サースフェー／リーダーアルプ〜モースアルプなど13コース 　※グラウビュンデン・・・ムルテン〜ポントレジーナ／ヴィコソプラーノ〜ソーリオなど5コース 　
※シャモニ・モンブラン・・・プラン・ドゥ・レギーユ〜モンタンベールなど5コース 　
※中央スイス・・・リギクルム〜フィッツナウなど3コースを紹介 　各コースの高低差・所要時間・体力や技術の目安も併記されている。　とりあえず，これ一冊あれば，スイス旅行のアウトラインは描けるのではないかと思う
おススメ度★★★★