Guide Book


スイスアルプス紀行 東部編
『アルプスの少女ハイジ』の世界に浸る
旅名人ブックス
 日経BP企画

『旅名人ブックス』は月並みな旅行に満足出来ない旅行愛好者の方々に「物語性のある旅」(中略)を提案する新しいタイプの旅行ガイドブック。総花的なガイドブックとは一線を画して、テーマに沿った旅行に役立つように設計しています。同時に個人の自由旅行者にも役立つように各種アクセス情報にも気を配って編集しています。(カバー折り返し部分より転載)  
この本では、スイスアルプスの定番ルート『マッターホルン・ユングフラウ・モンブラン』三山は全く出てこない。スイス東部のブラウビュンテン州エンガディン地方と南のティチーノ州に的を絞り紹介している。  
全体を5章にわけ  
1 魅惑の景勝地サンモリッツと周辺  サンモリッツ・マローヤ・ソーリオなど13箇所
2 谷間に広がる「ハイジランド」の村々 グアルダ・ミュスタイアなど10箇所  
3 「スイスのイタリア」ティチーノの谷間を行く ベリンツォーナ・アイロロなど6箇所  
4 ティチーノの湖水地方をまわる ルガノ・ロカルノ・アスコーナなど11箇所  
5 旅の便利帳  から構成されている。  
一箇所当たりカラー写真(この本のよさは写真が全てカラーというところにもある)と紹介文でほぼ6ページずつ。 既存のガイドブックには先ず紹介されていない村がふんだんに掲載されており、お勧め度はとても高い。  
また『5 旅の便利帳』では、ホテルリスト・観光局の所在地やURL・観光スポットの住所・開館日時間・URLなども掲載されている。  
スイスに行き始めて10年以上になるが、ツェルマット中心なので、この本に出て場所には,ミュスタイア・アルデッツ・グアルダ・ルガノ・ロカルノ・ベリンツォーナ位しか行ったことがない。見れば見るほど、エンガディン地方はいいなぁという思いを募らせてくれる本である。 ページを繰っているだけで楽しませてくれるが,ツアーでのスイス旅行を考えている人には罪作りな本。個人でのんびり時間をかけて旅行できるなら、ぜひ訪れたいところ満載!! なお,旅名人ブックスには、他にスイス関係では『スイス・アルプス紀行』『ジュネーブとレマン湖地方』がある。
おススメ度★★★★


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