☆城壁
ルッカ駅正面は広場兼駐車場。 それを越えると城壁がある。（駅前からも見える）堀を渡り，保塁の中に入ると，中は白っぽい石造りのアーチ状になっている。 階段を昇ると，城壁の上に出られる。城壁の上には木立があり，感じのよい散歩道に。道自体はコンクリートでもアスファルトでもなく陶器を砕いた感じのものが敷き詰められている。
駅前からだと，BALUARDO S．COLOMBANDという保塁の上に出ることになる。
そこから数段石段を降りるとちょうどドゥオーモの裏手になる。 Piazza S. Martinoｍに出るとちょうど真正面がドゥオーモです。



☆ドゥオーモ
BALUARDO S．COLOMBANDの保塁からPiazza S. Martinoｍに出ると正面がドゥオーモ。
ルッカのドゥオーモの建立は6世紀。 その後15世紀まで何度か改修改築がされている。
このドゥオーモの最大の魅力は何といっても，建物の前面の繊細さ。
ファサードは大理石でできていて，３層の歩廊があり，そこに建つ柱は螺旋を描き細かな細工に覆われている。 ピサルッカ様式と呼ばれるものらしい。
この建物の右手には鐘楼がありレンガとこちらも大理石で建てられている。
ドゥオーモの３つのアーチ付近にもいろいろな彫刻が施されている。
ドゥオーモの中には行ってすぐ右手には，ティントレットの“最後の晩餐”がある。
他には「聖なる顔」と呼ばれる木製のキリスト像なども見所。
ヤーコボ・デッラ・クエルチャが１４０６年に製作したイラリア・デル・カレットの墓碑は，大理石の棺の上に彼女の彫像が乗っており，その清楚と彫刻の線の美しさは本当に一見の価値があり。その服のもの襞の柔らかさとしなやかさは本当に見事。

☆サンミケーレ教会
PIZZA S.MICHELEに建つ12世紀から14世紀にかけて建立された教会。 白を基調とした外壁が目をひく。 ４層にもなるファサードのそれぞれに円柱が建ち並び，それらの一本一本にいたるまで異なった装飾が施されている。
圧巻はファサードの頂上部。その両端には楽を奏でる天使，中央には竜を撃つミカエルの像が乗っているのです。
ピサルッカ様式の荘厳さを味わえる。内部は，外の壮麗さとはうってかわって質素なもの。

☆ローマ円形劇場
元の劇場としての機能はほとんど留めていない。劇場は普通の民家に変貌。 中央の本来はそこで様々な催しが行なわれた場所にはテントが張られ店が並ぶ。 階段状の観覧席であった場所が家になっている。

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