11日目 チューリッヒからの日帰り
 

おはようございます。
お目覚めはいかがですか?
ヨーロッパ3カ国を巡る旅も残すところあと2日になってしまいました。
ホテルでの朝食も少し飽きがきていたりしませんか?
今回お泊りいただいたホテルでは、朝からロースとビーフやサーモンが食せたり,デニッシュ類やヨーグルトの種類が豊富と少し特徴があるとはいえ,ヨーロッパのホテルは基本的にはどこも朝のメニューにさほどの違いはないのですから。,
白いお米とお味噌汁が欲しくなっていたりして。

さて,スイスでの町めぐりも3日目となりましたが,今日は皆さん自由行動にしたいとおもいます。
まずは,これからお配りするアイテムを2つおとり下さい。
1つ目はスイスパス。
今回は皆さんのスイス入りからずっとこのスイスパス4日間用を使用してきました。
このスイスパスは基本的には国内のほとんどの列車・バス・湖船に有効なので,本日の小旅行にも威力を発揮します。
登山列車などに乗車しない限りは,特に切符を買う必要もないのでそのまま列車に乗って,車掌さんの検閲の際に見せてください。
そしてもう1つはチューリッヒ発着の目的地ごとに記載されたポータブル時刻表です。
目的地はアルファベット順になっていて,1ページの右側が行きを左側が目的地からの帰りになります。
主要な駅が掲載されているので手元に持っていると便利です。
もっと詳しいものが必要なら駅で手に入りますが,まずはこれを眺めて見るのが一番です。
さらに,スイスパスには付属の鉄道地図があるので,これで乗換駅とかを見つけることができますので,活用してくださいね。
そうそう地図の黒線と赤線の違いはそのままスイスパスで乗車できるかそれとも25%引きで切符を購入しなくてはいけないか表しているからね。

では,皆さんに一応本日のOPツアーのお勧め2コースをご紹介しておきます。

1.やはり世界遺産を見に行こう!!
一昨日には世界遺産都市ベルンの観光をしましたが,ここチューリッヒから日帰りで行かれるもう1つの世界遺産としてザンクトガレンがあります。
そことアッペンツェルを組み合わせて1日小旅行を楽しむことができます。
9時過ぎのICに乗車してゴッサウ乗換えでまずはアッペンツェルへ。大体1時間50分程度で到着です。
ゴッサウからアッペンツェルへの路線では緑あふれた牧歌的なスイスの沿線を堪能できます。
アッペンツェルはすごく小さな町なので観光には1時間もあれば十分かな。
見所としては有名なラインツゲマインデが行なわれるラインツゲマインデ広場とか,独特な屋根の形と小さな窓・壁絵のある家々でしょうか。
でも,広場は普段はただの駐車場なので,ちょっと・・・かもしれないですけど。
もちろんチーズを忘れないこと。民芸品もあるし,カウベルも売ってます。このカウベル、土産用だけでなく,どうやって持ち運ぶの?というくらい大きい物もあるので,しっかり見てきてください。
アッペンツェル観光が終わったら,ゴッサウからの列車に再び乗車して今度はザンクトガレンへ。
駅前はとても開けた感じの町で,ここが世界遺産?と不思議な感じがするかもしれないです。
でも,駅を背にして左斜め前の方向に歩いていくと旧市街に入るので,そうすれば,装飾された出窓と壁絵のある独特な家が立ち並ぶ雰囲気ある小道をそぞろ歩くことになります。そして,この旧市街からは大聖堂の尖塔が望めます。町並みを堪能したら,大聖堂へ。とても素敵で豪奢な祭壇が出迎えてくれます。
添乗員はここでいけないことに写真撮影をして心の動揺がそのまま手ぶれとなって現れました。
皆さんはやらないようにね。
そしてここまできたらぜひいって欲しいのが,大聖堂の隣にある修道院図書館。中の閲覧室の豪華さと所蔵してある蔵書の貴重さに感嘆してきてください。
とはいっても、書いてある内容は全く分からなかったのはこの添乗員ですが。

2.スイスに来たんだ山も味わいたい!!
そんな人には,ルツェルンへどうぞ。
チューリッヒからはIRで45分ほど。ルツェルンの駅舎はとても近代的で外観は明るい。
駅前の広場も開けているし,近代的な趣。
駅を背にして左手方向に歩を進め,カペル橋の袂へ。1994年に大部分を消失してしまったけれど,次の年にはもう再建されていた屋根付の木橋。ここを渡って旧市街に入ってもいいけれど,最後に回して,そのまま直進。ちょっぴり壊れそうな感じの古ぼけた木の橋がもう1つ。シュプロイヤー橋。この橋にも梁には板絵があるので,これを見ながら旧市街へ。
橋を渡ったところが旧市街の左の端なので,ここから右に進みながら旧市街の散策を。そぞろ歩きを終えたら,ムゼック城壁を見ながらライオン記念碑と氷河公園に。古い昔にはルツェルンも氷河に覆われていたことを垣間見せてくれる公園。
地球温暖化の諸問題について考察してみるのも一興かと(え?遊びに来て勉強はちょっと・・・そうですよね。)
これらを見終わったら最後にカペル橋を渡って駅に戻ると無駄がないかな。
カペル橋は燃え残った古い部分と再建された新しい部分が一目で分かります。梁に掛けたれた板絵を堪能してください。
でも、ちょっと首が痛くなるかな。
町の観光を終えたら,列車に乗ってアルプナッハシュタットへ。ローカル線なので乗り場に注意してね。駅舎に入って左手の端っこのホームでけっこう駅の入り口からは進行方向に歩くようになるからね。このローカル線はエンゲルベルグ行きもあるので行き先に注意して。30分ほどで到着。ここまでは船で行くこともできるんだけど,時間がかかりすぎるから今回は列車のほうがお勧めかな。進行方向左手には湖が、右側にピラトス行きの列車があるから道路を渡って,まずは切符売り場へ。スイスパスを出して割引で切符を買ってね。買うときは往復を購入しないで,帰りはクリエンス(リンデ)に降りる回遊コースで申し込んでね。
ピラトスへの登山電車はもう乗り場から驚きの急勾配だから。途中もこんな所を走って大丈夫なの?って思うくらい線路が岩からはみ出していたりしてて,危なそうなところもあるからスリル満点。
山頂に着いたら,建物の2階から外に出て階段を上ると三角点のある見晴台に到着するからね。ピラトスからはルツェルンの町並みはもちろんアルプスも遠いながら望むことができるはず。
帰りはロープーウェイとリフトを乗り継いで麓に下りよう。そこからは標識に従って坂道を降りていくとリンデってバス停に出るから,トロリーバスでルツェルンに戻れるよ。このバスはスイスパスでそのまま乗車できるからね。

もちろんこれ以外にも,お勧めの場所はたくさん。
何かお聞きになりたいことがありましたら,何なりと聞いてくださいね。
ゆっくりチューリッヒ郊外の巡礼地を訪ねたり,や湖船遊覧を楽しんだり,スイス・ドイツ・フランス3国国境の町を訪れたりとまだまだできますよ〜

では,丸1日スイスで過ごせるのは今日が最後。
思い思いにお過ごしくださいね。

 
←10日目に戻る  最終日へ続く→
inserted by FC2 system