起きてる?
まだ早い時間だけど、ちょっと散歩に出てみない?
是非ともオススメの場所があるんだ。
朝早くても大丈夫だから、朝食前に行こ。 凄いでしょ?
ここ、カンポ・ディ・フィオーリは日祭日以外の午前中こうやって市が立つの。
トマトなどの野菜や花を見てよ。
太陽をいっぱい浴びてなんて鮮やか。
日本とはどこか違うでしょう?
これを見るたびにイタリアって太陽の恵み豊かな土地だと思うの。
じゃ、ホテルに戻って朝食食べよう。
食べ終わったら荷造りね。
忘れ物のないように完了したら各自チェックアウトしてロビーに集合。
テルミニ駅までは地下鉄かタクシーで移動になる。
タクシーを使うならホテルで呼んでもらおう。
今日はまた人が多いね〜。
荷物失ったり盗られたりしないように注意だよ。
もし、はぐれたら車内で合流だからね。
えっと今日乗る列車のホームの番号を案内板で確認して、時間が余れば構内をまわろう。
ただホームは列車が到着する直前まで変更の可能性が高いから何度も確認してね。
じーっと待ってたら乗り遅れちゃう。
あっ!言ってるそばからもう変更だよ。
誰かカート持ってきて〜スーツケースまとめて運ぶから。
はぁ。。。やっと列車来た。
これでもうホームの変更はないから安心。
みんな揃ってる?
これからチケットを出して自分の席に着くのだけど、黄色い検札機に入れて刻印してきた?
日本では改札を通らないとホームに行けないけど、イタリアには改札がない。
その代わりに自分で検札機に切符を入れて刻印しないとダメなのだ。
さし込むとガチャンと音がして今日の日付が打たれるから必ずやってね。
もちろん車内でも検札はあるけど、これは別にやらなきゃならないことなの。
イタリアは日本の列車と違ってタラップを上って乗車する。
グループでの旅なら、ひとりが先に手ぶらで車内に入って自分達の席を確認してくると車内に入ってからスーツケースを持ってウロウロしなくてすむ。
車内から荷物番をしている仲間に合図をすればスムーズ。
大きな荷物も誰かが上で引き上げればタラップもちょろいもんだ♪
全員揃ったら、今度は網棚に荷物を上げよう。
もし女性のひとり旅なら心やさしい男性が上げてくれるはず。
「ありがとう」は言っても下心はキッパリ断ち切るべし。
今回は奮発して1等車だもんね〜。
これは日本で言うグリーン車のこと。
ミラノまでの約4時間半を快適に過ごそう。
昼食は車内ですませることになるから食堂車を利用してもいい。
お昼調達してきたの?感心感心。
なら車窓を見ながらのんびり座席で食べたらいいね。
ワインも買っているとは恐るべき順応力。。。
ようやく到着だね。
写真でもこのドーム状の天井見たことあるでしょ?
思ったより凄いって?そうだね何回見ても凄いや。
とにかくスーツケースを置いて身軽になるか。
そろそろチェックインも出来そうだしホテルに向かおう。
駅前にはタクシーも待ってるしこの街にも地下鉄が走ってるからどちらかを利用。
そうそう、トラムも走ってるんだ。
ローマより頻繁に目にするかもしれないな。
チェックインも2度目だから慣れたもの。
ん?なになに?ローマと全然雰囲気の違う街だって?
そうだね、ミラノはローマより近代化という言葉が似合う感じがする。
時間の流れも早いように感じるし。
それは私の中にビジネス街というイメージがあるからかも。
ゆっくりしてたら夕方が近いね。
とにかく中心地まで出て、ドゥオモやヴィットリオ・エマヌエレ2世ガレリア内をぶらついてみる?
ドゥオモはさすがにゴシック建築の代表格とあって品格があるよね。
ガレリアの中心、十字にクロスしている地点の天井にはヨーロッパやアジアなどそれぞれの大陸が描かれてる。
ここにはいろんな店があるし、お茶を飲むのも絵になるな。
明日の予定をカフェで立てるなんて、いかにも旅人でしょ?
ドゥオモと反対側までにガレリアを抜けると有名なオペラ座。
シーズンに来ればドレスアップしてオペラ鑑賞も出来る。
内部を見るだけなら博物館のコースに入ってるんだ。
前に来たとき、オーケストラが緞帳の向こうで音合わせしてた。
少し疲れちゃったのかな。
列車に長い時間揺られてたからね。
食事はどうする?
みんな食べたいものがバラバラでどこに行くか決められないならビュッフェスタイルの店に行く?
好きなものを取ってそれぞれ清算する所もあるし、一定の金額を払えば食べ放題というのもある。
観光客が多く利用してるけど味はいいよ。
もちろんビールもワインも自分で注げる完全なセルフスタイル。
ゆっくりと休憩込みで行って来たら?
明後日はまた移動だし、明日1日めいっぱい頑張るためのガイドブック研究後早めに就寝よ。 |