To pass leisure hours




5.まるで,職務質問だね。

今回のお話は,1993年年,2度目のスイス旅行でのお話です。
この年,スイスへのエアーは大混雑で,直行便はおろかヨーロッパ内乗り継ぎの便でさえ,手に入らない状況でした。そこで,香港経由でのスイス行きを決行したのでした。 旅も無事に終了し,あとは飛行機に乗って日本に帰って終了〜というときに,思わぬ経験をしたのでした。
場所は,チューリッヒクローテン空港。それはチェックイン・出国審査も終了して,免税店を冷やかし,長い通路を歩いて,ゲートに到着する直ぐ前で行われていました。 通路の真ん中に3つほどのブースが設けられ,そこに係員のような人が立っています。チューリッヒ空港では搭乗口毎手荷物検査場があり,その後待合室に入るようになっています。この時は,手荷物検査の前に,このブースを通過しないと行かれないようになっていたのです。 このブースでは,搭乗者全員が,係員の質問に答える形になっていました。
では,その質問の内容とは・・・
☆旅行中に人に声をかけられなかったか
☆その人に何か預からなかったか?
☆何か怖い目にあわなかったか?
☆バッテリーを持っていないか? などなどです。
どうやら、麻薬とかを預からなかったかをさりげなく?聞いているような感じでしょうか?バッテリーに関しては,バッテリー=電池のイメージが全然湧かなくて,思わずNO!!と答えてしまい,カメラとか持ってないの?と聞き返されてしまいました。
さらに,機内持ち込みのボストンバックに入れておいた,ポット(もちろん旅行用のね)のコードが手荷物検査のセキュリティで不審なものとしてチェックされたようで,これはいったい何なのだ?という質問にあってしまった。こちらの方は,どうやら,爆発物でも積み込もうとしているのではないかと勘ぐられたらしい・・・です。普通の旅行客がそんなことするはずもないのに・・・ まあ,ぐるぐる巻きのコードが不審を抱かせたんだと思うけど。 お湯を沸かす機械なのだ!!と説明するのが私の拙い英語では,大問題で,身振り手振りでようやっと説明が終わり,持ち込んだ良いよ〜っと言ってもらえたときには,もう汗だくでした。
その後,スイスからの帰国の際には必ず,チューリッヒクローテン空港を利用しているのですが,ポットで引っかかったことも,質問ブースに遭遇したことも未だ無し!!あれはいったい何だったのでしょうか? ちなみに,同じ年,同じ航空空会社を利用した友人も同じ空港で同じ質問にあったそうなので,もしかしてこれは,その航空会社狙い撃ちの作業だったのかも・・・ 。

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