Got hospitalized in Switzerland




6 ことば

今回のアクシデントで、一番の問題点は、“ことば” だった。 はっきり言って、私の英語力は、よくて中学1・2年生レベル。ドイツ語は、大学で少々齧ったはずなのに、ほとんど挨拶レベルだし、 フランス語に至っては、まったく理解不能。これでどうすればよいのだ・・・途方に暮れるしかない、って感じ。
で、まず必要なことは何なのか。 必ず聞かれるというか、相手に伝えなくてはいけないこと、それは、
1 現在の病状
2 何時からその状況になったのか
3 既往症
4 服用している薬
大まかに挙げると、この4点。 これが伝えられれば、まず大丈夫。 でも、そうは簡単にはいかないんだけどね。
では、更に詳しく、まずは、1&2
☆どこが痛いのか。
☆どこが苦しいのか。(どんな風にって言えればこしたことはないけれど、とりあえず、場所を言おう)
☆When。日にちとか時刻とかは、はっきりとしたいらしい。
次に、3&4。
あえていえば、こっちの方が、伝えにくい。 だから、もし自分に持病とかがあったら、英語で何って言うのかぐらいは、知っておいた方がベターかな。単語でいいから。 そして、薬。 これがねぇ、難しい。 薬の名前と何に対しての薬なのか、これをひつこいくらいに聞かれる。いま、日本で薬をもらうと、効用とか飲み方が書かれた写真付の用紙をくれる。 でも、これだけじゃあ、海外じゃあ駄目だった。もちろん、書かれている言語は日本語だから、相手の人は分からないし、 薬の名前も、そのままでは通じない。(トホホ・・・) だから、名前も大切かもしれないけれど、 薬の目的・・・これが、大切かも。
例えば、血圧を下げる薬だったら、 普段は、血圧が高い→だからこれを毎日飲む→血圧を下げる って感じでもいいかな。そうそう、どのくらいの回数(毎日かとか1日何回かとかも聞かれた)かも必要だった。
ただ、今回のアクシデントは自分じゃあなくて、連れだったから如何にかなったけれど、 これがもし具合が悪いのが自分だったら・・・って考えると、 やはりメモくらいは作っておくべきなのかも。
で、この山場さえ越えれば、あとは、けっこう大丈夫?かも。とりあえず、病室で普通に?生活する分には、言葉ってあんまり重要ではないみたい。 看護師さんはフランス語しか話さなかったけれど、お互いに、ボディランゲージとかでけっこう意志が通じ合う。この辺り、大切なのは、伝えようとする意思かな。
あと、この病院はフランス語圏にあったんだけど、 フランス語対英語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語・アラビア語の対訳になった簡単な本があった。もちろん本当に簡単なもので、 ‘体温・血圧を測る’‘便通は何回か’‘ベッドメーキングをさせて’‘痛いところはない?’とか 何だけれど、けっこう色々なセンテンスが訳されていた。この英語ヴァージョンは結構役立った。 相手はフランス語を指して、こっちはその英語版をみて判断したりとか。で、あんまり暇だったので、その英語版をこんどは日本語に訳してみた。 だから、この病院には、naoeの訳した、対日本語訳が残っているはず(笑)
最後に、今回に限らず、英語が苦手なnaoeの必需品は、辞書!! 和英・英和が一冊になったコンパクトな辞書を海外旅行に必ず持参している。 それが、今回は一番役に立った。 日頃使わない単語‘抗生物質’とか病気の名前とか、 お互いに、辞書の単語を指しあうことで、ほとんどどうにかなった。 本当に、辞書さまさま。 ってことで、こうやって書くと、なんかあっさりと如何にかなった風に見えてくるのが不思議・・・ でも、実際は。。。 まじで、初日はてんやわんやだったんだ!!

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