Got hospitalized in Switzerland




4 一般病室

ICUを出られるとは入れるのが、一般病室。 ここでは、一般病室のお話をしてみよう。
今回入院したのはSIONの病院。 ちょっと変わった造り?になっている。まあ、学校とか病院とかは分かりにくいのが相場って物だけれど、ここも相違なかった。本当に、迷路の様。 病院は9階建てで屋上はヘリポートになっている。その内、3階から9階までは病室。 一応階ごとになにかの区分けはあるようだが、フランス語の表示しかないので、理解不能。
1つの階は、2つのセクションに分かれている。 それぞれのセクションが、中心角300度くらいのおうぎ形をしており、 放射線状に病室が並ぶ。その中心に、看護婦の詰め所というかデスクが並ぶ。デスクの高さは腰よりちょっと高めで、見通しがよい感じ。
病室は基本的に2人部屋。(まあ、1人部屋もあるらしい。) 部屋の大きさは12畳くらいかな。結構ゆったりスペースだったかも。で、日本のように、科毎の病室がなっているわけではない。例えば、整形外科とか内科とか、そういう同じ科の患者が同じ部屋に入るという習慣ではないらしい。ちなみに、隣りはどう見ても足を怪我した、整形外科の患者だった。
ベッド・・・これが優れもの。 普通サイズと大きいサイズの2つがある。ちゃんと身長に合わせてくれる。 手もとのリモコンで、ベットの高さと上部のリクライニング角度の変更ができる。 CMのパラ×××トベットのような感じ。 頭上には、またまたリモコンがあって、看護士のコールボタンと、窓のシャッターの開閉ボタンがついている。 あと、三角の吊革のようなものがあって、これを使って体を起こせる。(結構重宝していたみたい)
感動したのが、普通病室なのに、ちゃんと病室にトイレとかがあること。 他にも洗面台と、シャワーブースもある。 シャワーブースには壁に椅子が作りつけられていて、安全面にも配慮されている。シャワーとトイレがあるのが普通の病室ってところがすごすぎる。 別に体調さえよければいつ、シャワーを浴びても良い。お風呂に入れないって、結構イヤだからこれは本当にうれしかったみたい。
もう1つ特筆すべき事は、電話。 まず、1枚のカードをもらう。 それを器械に通して、最低料金20Sfrを払い(10Sfrがデポジット代金で、残りの10Sfrが先払いの電話代になる)、電話機に差し込むと、いつでも電話がかけられるし、受けられる。 ちゃんと、電話番号もあったりする。ちなみに、最後に精算すると、使わなかった料金とデポジット代の合計が返金される。まあ、病室での携帯の使用は、あんまfり許されていないみたいだったから、 これは有り難いシステムなんだろうね。
病室はもちろん禁煙。 愛煙者用には、1つの階ごとに1部屋ぐらいは、喫煙所が設けられている。あと、テレビとかがある談話室も別にある。でも、希望するとテレビは貸し出してくれるみたいだった。あと、備え付けのデスクの中には、ラジオらしきものが入っていた。 使ってはみなかったようだけれど、あれは、どうみてもラジオだったはず。
部屋の掃除は毎日ある。 専門の人が来るんだよね。トイレや洗面所の掃除も、もちろんしてくれる。
シーツ交換は1週間に2回。腰の部分に敷いてある布は毎日交換してくれる。清拭ももちろん毎日。自分の手が届くところは自分で、できないところは看護婦さんがやってくれるって感じかな。
面会時間は、午後1時から4時までと夕方の6時から7時半まで。でも、かなりゆるくて、それ以外でも出入りは自由。 好きなときに来て、好きな時間までいてもオッケーっていう感じだった。 ICUとこの辺は大違いだったかな。 それにしても、患者本人にとっては、かなり居心地の良い病室みたいだった

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