Got hospitalized in Switzerland




3 ICU

急患で運ばれた当人が運ばれたのは、2階のICU. 救急車用の入口兼夜間入り口は建物の2階で、そのままICUに運べるようになっている。 ICUはもちろん個室で、1部屋はおよそ畳15畳ほどかそれ以上。 かなり広い。 まあ、ベッドに諸々の器械を置くとなればそのくらいの広さは必要か。 ストレッチャーのまま運ばれた患者はここで、ベッドにうつされる。 VISPの病院から付き添ってきた医者がレントゲンを渡し、ここまでの過程を説明。 救急隊と医者はその後、帰還。
さて、治療自体はというのか、処置は見せてはくれない。 首のところから点滴がうてるようにする・腕や脚の付け根の血管に管を通す・・・ 等の処置をしてくれたが、それらの作業は、すべてこのICUの中で行なわれた。 ちなみに、自分は、この間入院手続きのため、席を外していた。
ICUは、常に出入りが自由というわけではない。 ICUの部屋は鍵の手状に9室くらい並んでいて、それら全てを見通せるように、 デスクが並び、医者と看護士が詰めている。その、ICUの集合体のドアの外までは、誰でも来ることができるが、 そこに小さな待合室が用意されていて、付添人や見舞い客は、まずそこでストップとなる。中に入りたい場合は、入口横のブザーを押す。すると、看護士が来るので、誰のところにいきたいのかを告げる。 医者または、その担当の看護士の許可だ出ると改めて、呼んでくれるので、 そうして始めて患者の下にいくことができるというシステム。 ちなみに、患者の横で一晩付き添うということはできない。 そうそう、宿泊施設が、病院内の別の棟にあってそこに泊れる様には手配をしてくれる。
あと、目に付いたのは、モニター。 これはまあ、日本でも同じなのだろうけれど、脈拍・血圧・酸素量etcが常時測られていて、 枕元のモニターに表示されている。 さらに、パルスの波は、病室外のモニターにも映し出されていて、デスクからも監視できるシステムになっている。 部屋の基調は、白。 でも、ドアは引き戸なんだけど、イエロー。壁の一部のアクセントは赤。 結構意外な色の組み合わせ。
それにしても、ICUの中って何もすることがない。 だって、患者本人は身動きが取れないし。 看護士の人が全てやってくれるし。 そうそう、ICUの中でもちゃんと清拭はしてくれる。 歯も磨けるし。 小さなタオルに石けんつけて、泡立てて拭いてくれる。 思ったよりも気持ちよいらしい。 それに、この部屋の中ですぐに心電図も取れるし、 レントゲンも撮れる。 これは優れもの。 こんな、ICUのお値段は、初日だけですけど 10000Sfr!! もう日本円には換算したくない気分だね。

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