Got hospitalized in Switzerland




13 保険会社A

さて、連絡がついた時点で,最初に電話で応対して下さった方が、担当者となった。 ここではNさんとしておく。なお,会社はフランスのパリにあるとのこと。
最初に,病状を聞いてくるので,今現在の様子を話す。病院に搬送するのなら,紹介をするが, まずは,近くの医者にいってみることを勧められる。とりあえず、どこの病院でも保険会社は対応できるから,保険会社指定の病院である必要はないとのこと。それに、現在地がスイス・ツェルマットで近距離に日本語の話せる医者がいる病院が無いとのことだった。そこで,一旦電話を切り,医者に看せてから再度電話することを約束する。そして,ホテルのコンシェルジュに医者の往診を依頼した。この後,事態は急転,悠長なことをしている場合ではなくなり,ヘリと救急車での州都シオンへの緊急搬送と相成った。
病院での入院手続きを終え,病人も落ち着いたのを見て,改めて保険会社に連絡を入れる。Nさんに,とりあえず入院先の病院名を伝え,入院手続きの際に渡された用紙(支払保証金額が記載されたもの)を会社にFAXする。Nさんからは,保険請求に必要な用紙がFAXされた。このときは,滞在中のツェルマットのホテルをとりあえずの連絡先に指定し,FAXなどはここに送付したもらうことに。
FAXされた用紙には,患者の氏名・年齢・住所や 発症からの医者にかかるまでの経緯・日付・加入している保険会社名(所持しているカード名)を記入。この用紙と患者本人のクレジットカードの両面コピー・パスポートの日本出国のスタンプが押してあるページ並びに顔写真の入ったページのコピーをNさん宛てに送付。ここまでが,保険会社との最初のやり取りとなる。これらの書類を基に保険会社は日本のカード会社に再送付し,確認をしてから支払いをしてくれることとなる。この間には何日か必要で,もし確認前に退院することとなると,とりあえず自分で立て替えることとなると説明された 。実際には,今回は,保険附帯のカードは1枚のみで,慢性疾患ではなく,入院も3日以上となったので,治療費は200万円まで, 救援者費用は300万円までとなり,保険会社からの支払いで保障が降りた。
保険会社への電話での連絡はけっこうまめにする必要があるが,費用は,全て会社が負担してくれる。電話の場合は,直接会社に電話して,氏名と連絡場所を告げコールバックを頼むと折り返し連絡をくれる。日本からフランスへ連絡を入れる場合も同様で,コールバックをしてくれる。これらの電話代の他に,救急車や医者への電話代も保険会社が負担してくれるのがで,かかった費用の明細を提出することが必要となる。そこで,ホテルから電話やFAXをした場合は,電話先の電話番号かFAX番号先と料金が記載された一覧をホテルからもらうこと。その際,ホテルのフロントで担当者にサインをもらうのも忘れない様にする。また,PTTのオフィスを利用した際も,申し込み用紙に相手の番号を記載するので,そのコピーまたは現物に領収書ならびにスタンプを押してもらったものを必ず手元に残すようにする。日本からの連絡にかかった分については,NTTなどでは,掛けた相手先一覧を発行してもらえるので,こちらも通信会社に連絡して郵送してもらう。
とりあえず,何でもかかった費用については,明細書か領収書を面倒でも手に入れる努力をすること。これが大切。 塵も積もれば山となるので,電話代くらい・・・と面倒くさらずに,書類を集めて還付してもらうことが大切です。

BACK TOP NEXT
inserted by FC2 system