Got hospitalized in Switzerland




11 救急民間搬送

では病院と空港・空港から自宅まではどうしたか? 今回はそのお話です。
まず,SIONの病院からチューリッヒクローテン空港までは,救急車で移動しました。救急車とはいっても,あちらはすべてお金がかかります。今度の移送は緊急性を要しないので,法定速度を守って,アウトバーンを走行しました。運転手が1名・補助?の方が1名(男女のペアでした),それにフランス人の医者と患者本人が この救急車には乗りました。これで、満員なんですね。ですから,付き添いの私はタクシーで移動しました。救急車は結構狭い感じでして,患者の方は,ベッドの上に縛り付けられる形だったので,かなり窮屈な思いをしたようでした。それもベッドから天井までのとても近くて圧迫感があったみたいです。
この移動では,シオンからマルティニの方に抜け,その後フリブール方面に入り,ベルン近郊で休憩を取ってチューリッヒ空港到着となりました。所用時間はおよそ,3時半少々。思っていたよりも道路が空いていたこともあり,早く到着しました。
次いで,成田空港から自宅まで。 ここでは,民間の救急搬送用の車をつかいました。これらの手配はすべて保険会社が行なってくれます。スイスの救急車と違い,こちらは乗車スペースに結構余裕があり,2名の搬送会社の方・医者・患者・付添人にスーツケースまで乗せることができました。日本のものは,日本の普通の救急車と外観はほぼそっくりです。ちゃんとサイレンをならすときに廻る赤色灯もついています。違うところは,お金を取るところくらいでしょうか? 乗り心地は,まあこんなものかな?というのが残っています。
そうそう,スイスから付き添って来てくれたお医者さんは,自宅まで患者を送り届けた後, その民間搬送の車で幕張のホテルまで戻っていきました。なんでも,次の日の飛行機で直ぐにフランスに戻るんだそうです。初めて日本に来たというのに、観光は一切できないんだそうですわ。マア、仕事だから仕方ないんでしょうけど。お疲れさまでした。
ちなみに,これらの料金はすべて保険会社の救援者費用の中から支払となりました。
概算ですがお値段(円建て・四捨五入済み)です。
★ シオン→チューリッヒ クローテン空港 救急車              140000円
★ シオン→チューリッヒ クローテン空港 タクシー代            64000円
★ 成田空港→自宅→幕張ホテル 民間搬送(所用時間約2時間弱) 142000円
さらに,スイス・シオンの病院からずっと同行してくださったからお医者様にかかった費用
フランス・パリ→スイス・ジュネーブ→シオン病院→チューリッヒ→フランス・パリ→成田→自宅→幕張(1泊)→成田→パリ 都合約60時間         246000円
この医者の移動にかかった費用もすべて,救援者費用での支払いとなりました。

BACK TOP NEXT
inserted by FC2 system