Got hospitalized in Switzerland




1 搬送・救急車&ヘリ

連れが病気になったのは、スイス・ツェルマット。 ここツェルマットは、ガソリン車のないリゾート地。 だから、急病人が出たときはどうするの? 結構素朴な疑問だったりする。 今回は、ドクターが救急車を呼んでくれた。 作り的には日本のものと変わらない感じ。 でも、救急救命士らしき人物が乗っているのが大きな違いか(今は日本でも見られるようになってきたかれど、この当時はありえなかった)。 ストレッチャーは、結構大き目で、安定感は有りそうかな。 でも、落ちない様にベルトでとめられるのは、けっこう窮屈そう(実際結構痛かったらしい)。 日本のように、氏名とか年齢・生年月日などを聞いてから出動するわけではない。 とりあえず、病院に運ぶぞ!っていう意気込みが伝わってくる。 で、普通は電気自動車しか走っていないツェルマットだけど、やはり救急車は普通の?自動車だった。 ちょっと、焦っていたから自信はないけれど、あのスピードは絶対に電気自動車ではないはず。
さて、ツェルマットから、どこの病院に運ぶかというと、一番近い大きな病院はVISPとのこと。 で、救急車だと40分はかかるってことで、ヘリで急送することに。 村の外れのヘリポートまで救急車で移動。 道路から直接ヘリポートの建物に入るとエレベーターで屋上に。そこにヘリは待機していた。 患者は、ヘリの中に寝かされる形で固定される。 その間、こちらは病状の説明。(この辺りは詳しく聞きたがる。あたり前か) ヘリの操縦士・救急救命士・患者・自分の4人が定員。 何故か、私以外の3人にはヘッドフォンがあるが、私にはない?どうしてなのだろう?チョット疑問。 ヘリが上昇。かなりモーターというのか、プロペラの音がうるさい。 約10分で、病院の屋上に到着。 そのままストレッチャーごと下ろされ、再びエレベーターで、診察室へ。 ここでヘリとはお別れ。 ヘリだと10分だったけれど、離陸するまでに結構時間がかかった(15分くらい)
さて、このVISPの病院では、設備がないという事で、再び移送する。 今度は、救急車でSIONの病院へ。 再びストレッチャーごと、救急車へ。 なんか、ツェルマットのものとはデザインが違う気がする。 今度は、VISPの病院の医者らしき人物がレントゲンなどを持って同乗。 この辺には、ちょっと感心。 町の中を抜けて高速に。 この頃からサイレンを鳴らす。 先を進む車の、避け方がなんかすごい。 はいはい、どきます!!どきます!!ごめんなさい。 って感じか。 日本でも救急車に乗ったことはあるけれど、こんなに急いで退かないぞ!! ちょっと、びっくり。 もちろん、反対側の車線も平気でつっぱしる。いったい時速は何`なんだ? アウトバーンを降りる頃に、サイレンは停止。 やがて、病院に到着。この間、約30分。
再び、ストレッチャーごと、緊急治療室へ。 ここまで、VISPの医者は同行。 う〜ん、日本でもスイスでも救急車はそんなに変わらないのね、というのが感想か。 医者とか救命士が必ず乗るっていうのが大きな違いなんだろうね。 あと、他の車の認識度とか。 あと、ヘリでの急送には驚いた。 まあ、それだけツェルマットは便が悪いんだろうけれど。
でも、入院中にも随分と病院の上にヘリが飛んできていたから、ヘリでの患者の輸送というのは結構日常茶飯事なのかもしれない。 しかし、金銭的にはヘリはオススメではない。 なにせ、10分で2700Sfr近くかかってしまったから。 こんなことを想定しているのなら、ツェルマットのヘリ保険も良いかもしれないなどとも思ってしまった。

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