トロッケーナーシュテークの駅を出てテラスの端の階段を下り,まずは,クラインマッターホルンを正面に見ながら直進する。ここではガンディックヒュッテの大きな看板を目にすることが出来る。このコースでは,岩に赤いペイントで進むべき方向が書かれているのでそれを目印に進む。
道は全体的に岩で出来た山道である。コースの始めの頃に,設けられたロープを使って岩を登るところが一箇所ある。
歩き初めからここから少し先まではクラインマッターホルン行きのロープーウェイの架線が常に右頭上に見える形になる。逆さマッターホルンの映る小さな池を右手に見て左手方向に歩を進める。あとは,ひたすら登っていく










↑ハイキングを始めてすぐ、トロッケナーシュテークを振り返る。
2007年は真夏に降雪があり、この日は3日後ではあったが、まだ残雪が見られた。
左側に白地に赤のラインのコース表示が見られる。
ハイキングの途中から見るマッターホルンはツェルマットから眺めるものとはやや趣が異なる→

本来なら片道25分程度の割と簡単なコースらしいのだが,自分は片道30分〜35分掛かっている。理由は雪である。
トロッケナーシュテークでは日の当たらない箇所に少しだけ残っていた雪が高度が上がるにつれ,コースにまで広がってきていたのだ。
実は,2007年8月8日の夜半から9日の朝にかけてツェルマットは雪に見舞われ,ツェルマットの村でも庭などはうっすらと雪に覆われた。
このコースを歩いたのは,8/12なのだが,まだ融けきっていなかったのだ。
しかし,たどり着いたガンディックヒュッテからの眺めは最高である。
ブライトホルンをはじめとする山々や氷河をさえぎるものなく眺めることが出来る。












↑ガンディックヒュッテから眺めるブライトホルン  ヒュッテの目の前に広がる氷河は圧巻としか言いようがない→

帰りも来た道を降りる。雪が積もった道は滑りやすく登りと同じ30分掛かってとロッケーナーシュテークに戻った。
次回は雪がないときに,もっと楽しんで歩いてみたいコースである。

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