筆者が還暦を過ぎてから始めた夫人との『手作り熟年の旅』のスイス編。筆者にはイタリア編他もあるらしい。
『自然、人、歴史と、スイスの魅力を極める。合わせて百四十五歳の老夫婦が手作りの旅で発見したスイスの魅力。自然と人との触れ合いを通じて人間としてのあるべき幸せを探し求めた感動の旅行記。』とのことなのだが。
本の内容は,筆者が訪れた村や展望台・それにまつわる人たちとの出会いなど（場所はエンガディン地方が多い）を綴ったもの。
旅行記とも言えないし、ガイドブックではないし、エッセイ集とも言い切れない。同じ話が繰り返されたりするし。微妙なスタンスの本。けっこう作者の独断というのか思い込みが記述に色濃く反映されているので、う〜ん？と思うところも見られる。残念ながら私は『感動』できなかった・・・・あえて『感動の・・・』って入れる必要あるのかな？疑問だな。
ただシスル・バゼルジャには興味がわいてきたし、カヴァー・文中挿絵の夫人の作品も嫌味ではないか。
図書館で借りたのだが,買ってまで読みたいかというと,それは遠慮したいな。
おススメ度★